県議会
県議会与党会派 先島諸島の軍備増強と台風被害を調査
はいさい、ぐすーよーちゅーうがなびら。
沖縄県議会の日本共産党など「オール沖縄」の与党全会派は9日と10日の両日、岸田政権の安保3文書に基づき敵基地攻撃に向けたミサイル基地化が狙われる石垣市や宮古島市、与那国町を2グループに分かれてそれぞれ現地調査しました。
石垣市では市民と意見交換会を開き、陸上自衛隊石垣駐屯地を視察。同駐屯地前で、「石垣島の平和と自然を守る市民連絡会」とともにスタンディングを行い「ミサイルよりも戦争回避の外交を」と訴えました。
県議会会派「おきなわ南風」の次呂久成崇県議(石垣市区選出)は「軍事力ではどんな国でも平和は保てない。だからこそ平和外交でしっかりと対話をしていく姿勢を私たちは貫く」と述べました。
市民連絡会の藤井幸子さんは、「有事で真っ先に攻撃されるのは基地。私たちの命を守り、自衛隊員の人たちの命を守るためにも、ミサイルや軍事力ではなく話し合いで平和を築く。その道を私たちは選択したい」と呼びかけました。
宮古島市では、陸上自衛隊宮古島駐屯地や保良訓練場、軍事利用が狙われる下地島空港を視察。その後、市民集会を開き、市民と意見交換しました。地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の配備現場も視察しました。
自衛隊への認識について嘉数副市長は「陸自ヘリの事故は原因が究明されないまま同型機の運用が再開されようとしている。しっかりとした説明がないと市民が不安に思うし、操縦者も安心して乗れないのではないか。PAC3も配備はしたが台風で展開されなかった。いったい何だったのか。きちんと市民に説明してほしい」との考えを示しました。
また、台風2号の影響で3億7800万円の被害を受けた葉タバコ、ゴーヤー、オクラなどの農作物の被害状況を確認し、栽培農家から聞き取りを行いました。石が崩れ、穴が開いたという久松漁港の護岸も確認しました。
視察前には、市役所で嘉数登副市長を訪ねて支援に向けた協力を確認。嘉数副市長は、葉タバコをはじめゴーヤーやトウガンなどに被害が出ているほか、久松漁港の護岸、佐良浜漁港の浮桟橋への被害も確認されているとの説明がありました。その上で「農家の生産意欲の減少につながらないよう、国や県と連携しながら市としてもできることはやっていく」と述べ、県議会の協力を求めました。
肥料や飼料など農業資材の高騰が農家経営に厳しく覆いかぶさる中での台風被害。「災害で一人の離農者も出さない」立場で対策を実施することが重要です。





沖縄県議会の日本共産党など「オール沖縄」の与党全会派は9日と10日の両日、岸田政権の安保3文書に基づき敵基地攻撃に向けたミサイル基地化が狙われる石垣市や宮古島市、与那国町を2グループに分かれてそれぞれ現地調査しました。
石垣市では市民と意見交換会を開き、陸上自衛隊石垣駐屯地を視察。同駐屯地前で、「石垣島の平和と自然を守る市民連絡会」とともにスタンディングを行い「ミサイルよりも戦争回避の外交を」と訴えました。
県議会会派「おきなわ南風」の次呂久成崇県議(石垣市区選出)は「軍事力ではどんな国でも平和は保てない。だからこそ平和外交でしっかりと対話をしていく姿勢を私たちは貫く」と述べました。
市民連絡会の藤井幸子さんは、「有事で真っ先に攻撃されるのは基地。私たちの命を守り、自衛隊員の人たちの命を守るためにも、ミサイルや軍事力ではなく話し合いで平和を築く。その道を私たちは選択したい」と呼びかけました。
宮古島市では、陸上自衛隊宮古島駐屯地や保良訓練場、軍事利用が狙われる下地島空港を視察。その後、市民集会を開き、市民と意見交換しました。地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の配備現場も視察しました。
自衛隊への認識について嘉数副市長は「陸自ヘリの事故は原因が究明されないまま同型機の運用が再開されようとしている。しっかりとした説明がないと市民が不安に思うし、操縦者も安心して乗れないのではないか。PAC3も配備はしたが台風で展開されなかった。いったい何だったのか。きちんと市民に説明してほしい」との考えを示しました。
また、台風2号の影響で3億7800万円の被害を受けた葉タバコ、ゴーヤー、オクラなどの農作物の被害状況を確認し、栽培農家から聞き取りを行いました。石が崩れ、穴が開いたという久松漁港の護岸も確認しました。
視察前には、市役所で嘉数登副市長を訪ねて支援に向けた協力を確認。嘉数副市長は、葉タバコをはじめゴーヤーやトウガンなどに被害が出ているほか、久松漁港の護岸、佐良浜漁港の浮桟橋への被害も確認されているとの説明がありました。その上で「農家の生産意欲の減少につながらないよう、国や県と連携しながら市としてもできることはやっていく」と述べ、県議会の協力を求めました。
肥料や飼料など農業資材の高騰が農家経営に厳しく覆いかぶさる中での台風被害。「災害で一人の離農者も出さない」立場で対策を実施することが重要です。




