米軍照明弾の民間地落下に全会一致で抗議決議を可決
はいさい、ぐすーよーちゅーうがなびら。
沖縄県議会は20日の本会議で、金武町伊芸区の民間地域に米軍の照明弾3発が落下した事故に対する抗議決議と意見書両案を全会一致で可決しました。隣接する米軍キャンプ・ハンセン周辺で山林火災が頻発する状況を踏まえ、住宅地付近での訓練の恒久的な中止を求めています。
照明弾が田んぼで発見されたことを踏まえ「稲の収穫前なら火災になっていた可能性もある」と指摘。「危険と隣り合わせの生活を強いられる県民に大きな不安と恐怖を与えている」と抗議し、住宅地付近での訓練の中止などを求めている。23日にも県内の日米関係機関を訪れ、手交する予定です。
米軍は「既存の規則では、強風の影響を十分に考慮されておらず、強風によって基地外に落下した」と結論付けた。再発防止策を実施した上で訓練を再開する意向を示しています。沖縄防衛局が米軍から情報を受け18日に県へ説明し、県が19日に公表した。
米軍は発射された地域を伊芸区から約2キロ東側に位置する「レンジ2」と明らかにした。5日に12個の照明弾を発射し3個が基地外に落下。沖縄気象台によると照明弾が発射された今月5日午後5時ごろ、金武町では強風注意報が発令され、北東の方向に風速約9メートルの風が吹いていた。
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