はいさい、ぐすーよーちゅーうがなびら。
　沖縄県議会は23日、玉城デニー知事に対して自民、公明両党など野党・中立会派が提出した問責決議案について、日本共産党県議団、てぃーだ平和ネット、おきなわ南風、立憲おきなわの与党の反対多数で否決しました。

　問責決議案は、辺野古新基地建設をめぐる最高裁の不当判決にも、県民の民意を尊重し、地方自治を守る立場から設計変更を承認しなかったデニー知事を激しく攻撃。また、沖縄振興予算を減額し続けてきたのは自公政権であるにもかかわらず、デニー県政の責任であるかのように非難しました。

　反対討論に立った日本共産党の比嘉みずき県議は、国民の権利救済のための行政不服審査法を乱用し、デニー知事の設計変更不承認を取り消した国土交通相の不公正な裁決について、追認したのが最高裁だと強調。沖縄振興予算の問題では、今なお多くの米軍基地が集中する沖縄の「痛み」に寄り添わず、予算を削っている岸田政権こそ批判されるべきだとしました。

　同日、与党が提出した2024年度の沖縄振興予算について県の要求額を確保することを国に求める意見書は、自民、公明両党などの退席のもと全会一致の賛成で可決しました。